※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
猫用ペットカメラを3機種試して、ようやく「これでいい」という組み合わせにたどり着いた。
最初の1台を買うまで迷いすぎたし、買ってから後悔した部分もあった。この記事では、TP-Link Tapo C225・SwitchBot見守りカメラ3MP・Anker Eufy Indoor Cam C220の3機種を、猫2匹の部屋で2週間ずつ使って比較した結果を書く。
この記事でわかること:
– 3機種の双方向音声・動体検知・夜間映像の実際の使い勝手
– 各機種が「向いていない人」の条件
– 一人暮らしのリモートワーカーが出社日10時間不在でどう使うか

3機種をざっくり比べると、こうなった
テスト環境と比較の前提
うちは東京・1LDK(43㎡)、猫は2匹いる。黒猫(7歳・オス・落ち着き系)とキジトラ(3歳・メス・いたずら多め)。週3〜4日はリモートワークなので在宅時間は比較的長いが、出社日は9〜19時のおよそ10時間不在になる。
この「10時間不在」が僕にとってのペットカメラの主な使いどころだ。ちゃんと飯が食えているか、いたずらしていないか、体調に変化はないか。それを外出先から確認したい。
テストは各機種を同じ場所(LDKのキッチン側、対角線上の猫のいるスペースが見渡せる位置)に設置して行った。評価軸は3つ。双方向音声、動体検知、夜間映像。あとは「向いていない人」を機種ごとに書く。
結果サマリー:3行でわかる違い
- Tapo C225:価格が一番高いが、AI検知の精度と夜間映像の質が頭ひとつ抜けている
- SwitchBot 3MP:SwitchBot環境がすでにある人には相性がいい。単体でもコスパがいい
- Anker Eufy C220:クラウド費用ゼロ・プライバシー重視。ただし垂直角度が狭い
結論から言ってしまうと、猫2匹の1LDKにはTapo C225を1台置けば十分だった。ただ、SwitchBotハブをすでに使っているなら3MPを先に検討する価値がある。AnkerのC220は「まず試したい・コスト抑えたい」人向けで、用途が絞られる。
TP-Link Tapo C225 — 猫ペットカメラの現時点での基準
スペックと実売価格(2026年4月時点)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 解像度 | 2K QHD 4MP(2560×1440px) |
| パンチルト | 水平360°・垂直149° |
| ナイトビジョン | 850nm / 940nm IR・最長10m・スターライトセンサー搭載 |
| AI検知 | 人物・ペット・車両・鳴き声(犬・猫の声も個別に検知可) |
| 双方向音声 | ノイズキャンセリング搭載 |
| ストレージ | microSD(最大512GB)またはTapo Careクラウド |
| 実売価格 | 約7,000〜8,000円(Amazon、2026年4月時点) |
垂直149°という数字が猫用カメラとして効いてくる。猫は縦方向に動く。棚の上、キャットタワーの最上段、冷蔵庫の上。これらを同じカメラで追えるかどうかは、角度の差で決まる。
TP-Link公式サイトによると、C225はスターライトセンサーを採用しており、わずかな光量でも色情報を残したまま撮影できる。これが夜間の差につながっていた。
双方向音声:声をかけると反応するか
結論から言う。黒猫はほぼ無反応。キジトラはカメラに近づいてきた。
会議の合間にスマホを開いて「おい」と声を出すと、キジトラが顔を向けてカメラ前に来る。黒猫は耳だけ立てて、あとは無視。まあ、こいつはもともとそういう性格なので想定内ではある。
音質はわりとクリアで、スピーカーから出る声は向こうにちゃんと届いている感じがある。ノイズキャンセリングの効果か、こちら側の音声が歪む印象もなかった。ただし、これで「猫に言うことを聞かせる」というのは無理な話で、あくまで存在確認のためのツールだと割り切っている。
動体検知:キジトラが引き出しを開けたとき
うちのキジトラはキッチンの引き出しを開けるいたずらをする。この動作、所要時間は3〜5秒程度だ。最初は動体検知の感度を「中」に設定していたが、この動きを検知しなかった。
C225はここで「ペット検知」を使うのが正解だった。AI検知で「ペット」の項目をオンにすると、猫の動きに対してピンポイントで通知が来るようになった。引き出しを開ける動作も拾えるし、キャットタワーをよじ登る動きも拾える。通知の数が「中感度・動体検知のみ」より絞れたのも助かった。
アクティビティゾーンを設定して「キッチン引き出し周辺のみ検知」に絞ることもできる。外出先で大量の通知に埋められるのを防ぎたいなら、最初からこの設定を使うべきだと思う。
夜間映像:消灯後の映りはどうか
これが3機種で一番差が出た。消灯後のLDK、窓から街灯の薄い光が入る環境でテストした。
C225のスターライトセンサーは、わずかな光でも色情報を維持する。黒猫は「黒い塊」ではなく、毛並みのグラデーションとして映った。完全暗室だとさすがにモノクロになるが、都市部の一般的な賃貸であれば夜間でもカラーで確認できる場合が多い。
向いていない人
- 「とにかく安く抑えたい」人:3機種の中で一番高い
- SwitchBotのオートメーション連携が不要な人:C225はTapoアプリ内の完結型で、SwitchBotとの連携はできない
- クラウド録画が不要で、ローカル保存だけでいい人:SDカードで対応可能だが、Tapo Careに誘導される設計が気になる場合は別の選択肢の方がストレスが少ない

SwitchBot 見守りカメラ 3MP — SwitchBot環境との連携が強み
スペックと実売価格
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 解像度 | 3MP(300万画素) |
| パンチルト | 水平360°・垂直115° |
| ナイトビジョン | カラーナイトビジョン・8つのIR LED |
| AI検知 | 人物・ペット検知・自動追跡 |
| 双方向音声 | リアルタイム双方向通話対応 |
| ストレージ | microSD(最大256GB)またはSwitchBotクラウド |
| 実売価格 | 約3,980円(Amazon、2026年4月時点) |
3機種の中で最安値に近い価格帯でありながら、300万画素・カラーナイトビジョン・AI検知を備えている。SwitchBot公式サイトによると、自動追跡は垂直方向にも対応しており、猫の上下運動も追える設計になっている。
双方向音声:遅延はどの程度か
双方向音声の遅延は体感で0.5〜1秒程度。Tapo C225と比べると若干遅い印象がある。会議中に素早く確認して声をかけたいシーンでは、少し「ズレ感」がある。ただ、普段使いの確認用途であれば問題ない範囲だ。
動体検知の設定とSwitchBotハブとの連携
SwitchBot 3MP単体でも動体検知は機能する。問題はなかった。ただ、この機種の本領はSwitchBotハブと連携したときに発揮される。
うちはすでにSwitchBotハブ2を使っている。ハブ2と3MPを連携させると、カメラが猫の動きを検知したとき → エアコンをオン、または照明を確認、という自動化シナリオを組めるようになる。これは他の2機種にはできないことだ。
動体検知の精度については、感度「高」にすると通知が多すぎる問題が出た。「中」では引き出しを開ける動作を拾えないことがあった。結局「高」に設定してアクティビティゾーンで範囲を絞る運用に落ち着いた。
カラーナイトビジョンは実用十分。完全暗室でも猫の色と動きが把握できる。スターライトセンサー搭載のC225と比べると細部の鮮明さは劣るが、「猫がどこにいるか・何をしているか」の確認には問題ない。
向いていない人
- SwitchBot製品を1つも使っていない人:連携の恩恵がなく、Tapo C225かEufy C220と機能面で大差がない
- AI検知の通知精度をとことん追求したい人:C225のペット検知のほうが精度は高い
- カメラの垂直角度を広くとりたい人:115°はキャットタワーの最上段(高さ180cm)を地上設置で追うには少し足りないことがある
Anker Eufy Indoor Cam C220 — コスパで選ぶならこれ
スペックと実売価格
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 解像度 | 2K(2048×1536px相当) |
| パンチルト | 水平360°・垂直75° |
| ナイトビジョン | 自動夜間モード(IR LED) |
| AI検知 | AIモーショントラッキング(人・ペット) |
| 双方向音声 | 双方向通話対応 |
| ストレージ | microSD(最大128GB)・ローカル暗号化 |
| 実売価格 | 約4,490円(Amazon、2026年4月時点) |
Anker Japan公式サイトによると、C220はローカルストレージのみで月額費用がかからない設計が特徴。クラウドサービスへの加入を促さない点は、プライバシーを気にする人には好意的に映る。
双方向音声と動体検知の基本性能
双方向音声は問題なく動作する。キジトラへの呼びかけへの反応はC225と同じで、こちらに近づいてきた。黒猫は無反応だったのも同じ。音質は可もなく不可もなく、といったところ。
問題は垂直角度75°だ。カメラをテレビ台(高さ約40cm)に置いた状態で、高さ180cmのキャットタワー最上段にいる猫を映そうとすると、フレームアウトする。これは設置位置を上げることで対応できるが、棚の上に置くスペースがない1LDKの部屋では制約になる。
動体検知の精度は標準的。猫の動きを検知してくれるが、C225のようにペット専用の検知モードはなく、人物も猫も同じ「動体」として処理される。外出中に家の前を通った人が窓外に見えただけでも通知が来ることがある。
向いていない人
- キャットタワーや高い棚の上まで確認したい人:垂直75°では高所をカバーしにくい
- 通知の頻度や精度を細かく設定したい人:AI検知はシンプルな設計で調整の余地が少ない
- SwitchBot等のスマートホームと連携したい人:eufyは独自エコシステム完結型で他社連携は弱い

3機種を並べて選ぶための比較表
| 項目 | Tapo C225 | SwitchBot 3MP | Eufy C220 |
|---|---|---|---|
| 価格(目安) | 7,000〜8,000円 | 3,980円 | 4,490円 |
| 解像度 | 4MP(2K QHD) | 3MP | 2K |
| 垂直角度 | 149° | 115° | 75° |
| AI検知精度 | 高(ペット専用モード) | 中〜高 | 標準 |
| カラーナイトビジョン | ◎(スターライト) | ◎ | △(IR) |
| 双方向音声 | ◎(ノイキャン) | ○ | ○ |
| SwitchBot連携 | ✗ | ◎ | ✗ |
| クラウド費用 | 有料オプション | 有料オプション | 不要 |
| ローカルSD容量 | 512GB | 256GB | 128GB |
価格と機能のバランスで見ると、Tapo C225は3機種で一番高いが、猫の高所行動を追う垂直角度・AI検知精度・夜間映像の質で頭ひとつ抜けている。1台で1LDKを管理するなら、長い目で見て後悔が少ない選択になると思っている。
結論:どれを選ぶか
まとめると、こうなる。
SwitchBotをすでに使っているなら: SwitchBot 3MPを先に検討する。4,000円以下でこの機能量はコスパが良く、ハブ連携でオートメーションが組める。
SwitchBotを使っていないか、カメラ1台で完結させたいなら: Tapo C225。8,000円前後の出費は3機種で一番高いが、猫の高所行動・AI検知・夜間映像のすべてで現時点の個人ブログレベルのベストだと思っている。
まず試したい・出費を抑えたいなら: Eufy C220。ただし、猫がキャットタワーをよく使う環境では垂直角度の制約が気になってくる可能性がある。最初の1台として試してみて、物足りなくなったらTapo C225かSwitchBotに乗り換える、という順番もあり。
ペットカメラを入れてから出社日の気持ちが少し楽になった。「なんかあったら通知来る」と思えるだけで、会議中の変なソワソワが減る。それだけでも導入の価値はあると思っている。
合わせて読みたい


コメント