ペット保険おすすめ比較:猫向け主要6社を補償・保険料・免責で整理した

A tabby cat rests on the floor near stairs. 猫の健康・医療費

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ペット保険に入ろうと決めた後、どれを選ぶかで3週間くらい調べていた。

きっかけは黒猫の膀胱炎だ。3年前に治療費が約15万円かかって、全額自費で払った。そのときに「次にこういうことが起きたら、保険に入っていない自分を後悔する」と思って加入を決めた。だから「入るべきか?」という悩みはもうなかった。問題はどれを選ぶかだ。

この記事は、ペット保険に加入する判断が済んだ人向けの「商品選び」のガイドだ。主要6社を補償・保険料・免責の3軸で整理した。


この記事でわかること

  • 猫向けペット保険主要6社の補償割合・月額・免責の違い
  • 見落としやすい「待機期間」「継続条件」のポイント
  • くろまるがアニコムを選んだ具体的な理由

どの保険を比較したか:選定した6社と選定基準

比較したのは以下の6社だ。「猫を対象とした保険商品があること」「国内で比較的認知度が高いこと」という2条件で選んだ。

  • アニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)
  • アイペット損保(うちの子)
  • PS保険(プリズムコール)
  • SBIいきいき少額短期保険
  • 楽天ペット保険
  • FPC(ファミリーペットクラブ)

保険料は猫の年齢・性別・プランによって変わるため、ここでは「比較の軸と傾向」を整理するにとどめる。最新の保険料は各公式サイトで確認してほしい。この記事の情報は2026年4月時点のものだ。また、ペット保険全般の基礎知識は金融庁のペット保険に関する情報でも確認できる。保険の選び方の前提として、農林水産省のペット飼養ガイドラインも参考にしてほしい。

a black cat with green eyes
Photo by Fatane Rahimi on Unsplash

6社の比較一覧(補償割合・月額保険料・免責事項)

補償割合で見る:50%型・70%型・100%型の違い

補償割合は「かかった治療費のうち保険で何%を負担するか」を示す。

保険会社 補償割合の選択肢
アニコム損保 50%・70%
アイペット損保 50%・70%
PS保険 50%・70%・100%
SBIいきいき少短 70%・90%(プランによる)
楽天ペット保険 50%・70%・100%
FPC 70%(一部プランで100%)

100%補償は月額が上がるのと引き換えに「支払い上限まで全額出る」という安心感がある。ただし、上限の設定(1日あたり・1回あたり・年間上限)との組み合わせで実質的なカバー率は変わる。70%で年間上限が高いプランの方が、実際の大きな出費には強い場合もある。

月額保険料:猫の年齢・性別で変わる目安

月額保険料は猫の年齢が上がるにつれ増加する。僕が実際に加入したアニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ70%」で比較すると、黒猫(7歳・オス・去勢済み)で月約3,200円だった。キジトラ(3歳・メス・避妊済み)は月約1,900円。

若い猫のうちに加入した方が月額は低い。加入時の年齢制限(多くは7〜8歳まで)があるため、加入タイミングも重要だ。

免責事項で大きく差が出る3つのポイント

免責(補償対象外になる条件)は各社で差が大きい。特に確認した方がいい3点を挙げる。

①待機期間

加入直後の一定期間(多くは30〜60日)は補償されない。加入してすぐに使えると思っている人は多いが、実際には待機期間中の治療は自費になる。急病を機に保険を探し始めた場合、待機期間が終わるまで使えないことになる。

②先天性疾患・既往症の扱い

加入前に診断された病気(既往症)は補償対象外になる場合がほとんどだ。黒猫の膀胱炎は「加入前に発症した既往症」にあたるため、加入後に同じ膀胱炎になった場合に補償されるかは各社の約款による。加入前に確認することを強くすすめる。

③継続加入の条件

一部の保険では、年齢が一定以上になると更新できなくなる(つまり解約になる)ものがある。猫は年を取るほど医療費がかかりやすいため、「高齢になったときに使えない保険」は本末転倒だ。


各社の特徴と向いているケース

アニコム損保:通院が多い猫に強い理由

僕が実際に加入しているのがアニコム損保だ。最大の特徴は窓口精算に対応していること——加盟している動物病院なら、会計時にアニコムの保険証を出すだけで精算が完了する。立替払いをして後から請求する手間がない。

通院回数が多い猫や、慢性疾患(膀胱炎など)のリスクが高い猫に向いていると思う。ただし加盟外の病院では窓口精算が使えないため、かかりつけが加盟しているかを確認してから加入する方がいい。

アイペット損保:高額手術に備えたい場合

アイペット損保は年間の支払い上限が設定されているタイプの商品が主体だ。手術など一度に高額がかかるケースに備えたい場合、年間上限が高いプランを選ぶと安心感がある。アニコムと並んで国内での認知度が高い。

PS保険(プリズムコール):コスパ重視なら選択肢に入る

プリズムコールは補償割合の選択肢が多い(50%・70%・100%)ため、月額コストを抑えつつ必要な補償だけを選びたい人に向いている。月額を見るとアニコムより安くなるケースがある。

SBIいきいき少短:シンプルな補償で迷いたくない人向け

SBIいきいき少短はシンプルな商品設計が特徴で、「細かい条件を比較したくない」という人には入りやすい。月額が比較的手ごろな点も選ばれやすい理由の一つだ。

楽天ペット保険:楽天ポイント活用で実質コストを下げる

楽天ペット保険は楽天ポイントが貯まる仕組みがある。楽天経済圏を活用している人は保険料の一部をポイントで補填できる可能性がある。補償内容よりも楽天ユーザーとしての利便性を重視する人向けだ。

FPC(ファミリーペットクラブ):外資系で補償内容が手厚い

FPCはトーア再保険が引き受けている外資系保険で、補償内容が比較的充実している。知名度は他社に比べてやや低いが、補償の内容を細かく見ると選択肢として十分に入ってくる。


くろまるがアニコムを選んだ理由:膀胱炎の治療費15万円の体験から

3年前の膀胱炎で15万円かかったとき、そのクリニックがアニコムの加盟動物病院だった。「あのとき保険に入っていたら、窓口で7割引きだったんだ」という体験が頭に残っていて、加入するならアニコムにしようとほぼ決めていた。

加入後、もう一つ気づいたことがある。保険に入る前は「お金がかかるから少し様子を見よう」という気持ちが働くことがあった。保険に入ってからは、その迷いがなくなった。受診の判断ハードルが下がったというか、「気になったらすぐ連れて行く」ができるようになった。

これが、月5,100円(黒猫3,200円+キジトラ1,900円)を払っている最大の理由だと思っている。保険料以上のコスト削減というより、「迷わなくていい」という精神的なコストが消えたことが大きい。

A tabby cat rests beside a scale
Photo by Shawn Rain on Unsplash

ペット保険を選ぶときに見落としがちな3つの注意点

①加入前の動物病院受診を済ませておく

加入後に既往症と認定されるのを避けるために、加入前の健診で問題がないことを確認してから加入する方がいいとアドバイスされたことがある。既往症の扱いは各社・各商品で異なるため、不安な場合は加入前に保険会社に問い合わせるのが確実だ。

②「年間上限」と「1日上限」の両方を確認する

月額保険料だけ見て選ぶと、いざというときに「1日の上限を超えた分は自費」という状況になることがある。特に入院・手術では1回の費用が大きくなるため、「年間でいくらまでカバーするか」も必ず確認する。

③複数の猫に加入するときは割引があるか確認する

猫を複数匹飼っている場合、2匹目以降の保険料が割引になる場合がある。僕が確認した限りでは対応している保険会社は少なかったが、確認してみる価値はある。


保険料シミュレーション:猫の年齢別の月額目安

具体的な保険料は猫の年齢・性別・プランで変わるため一概には言えないが、目安として参考になる情報を整理する。

各社公式サイトで試算した場合(2026年4月時点・あくまで参考値):

猫の年齢 70%補償プランの月額目安 備考
0〜1歳 1,500〜2,000円程度 最も安い。早めの加入が有利
3〜5歳 2,000〜3,000円程度 若い成猫段階
7〜8歳 3,000〜4,500円程度 加入年齢上限に近づく時期

※上記はあくまで目安で、実際の保険料は猫の品種・性別・プランによって異なる。必ず各公式サイトで試算してほしい。

7歳以降も継続できるかを確認する

「加入時に7歳以下」という条件があっても、一度加入してしまえば更新できる保険が多い。ただし「年齢上限で解約になる」保険も存在するため、加入前に「何歳まで継続できるか」を必ず確認すること。

うちの黒猫は現在7歳で加入したアニコムを引き続き使っているが、継続更新の上限については加入時に確認した。高齢になってから使えない保険は意味がないので、ここは軽視しない方がいいポイントだ。


免責事項を実際に確認した経験談

加入前にアニコムの約款を読んだとき、正直なところ全部は読みきれなかった。ただ、特に気になった点を担当者に直接問い合わせた。

問い合わせて確認したのは以下の2点だ:

  1. 黒猫の過去の膀胱炎は既往症になるか → 「加入前に罹患した同一疾患が再発した場合は補償対象外になる場合がある」という回答だった。具体的な判断は請求時に審査されるとのことで、明確な事前確定はできなかった。
  2. 通院の1日あたりの上限 → プランによって異なる。「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の70%プランでは、1日あたりの上限額が設定されている。高額の手術・入院では年間上限との組み合わせを確認する必要がある。

「約款が難しくて読めない」という場合は、加入前に電話で直接聞く方が早い。特に「自分の猫の既往症はどう扱われるか」という点は、後で揉めないためにも確認しておいた方がいい。


まとめ

猫向けペット保険6社の比較まとめ:

  • アニコム損保:窓口精算が使えるため通院が多い猫に強い
  • アイペット損保:高額手術への備えを年間上限で管理したい人向け
  • PS保険:補償割合の選択肢が多くコスパ重視に向く
  • SBIいきいき少短:シンプルさを求める人向け
  • 楽天ペット保険:楽天経済圏ユーザー向け
  • FPC:補償内容の充実度を重視する場合に選択肢になる

選ぶときは月額だけでなく、待機期間・免責・継続条件を必ず確認することをすすめる。また、かかりつけ病院が窓口精算に対応しているかも確認しておくと、後悔が少ない。

いずれの保険を選ぶ場合でも「加入したら安心して使い続けられるか」を基準に選ぶのが長期的に合理的だと思う。月額が安くても、いざというときに使えない保険は保険としての機能を果たさない。保険料と補償内容のバランスを自分の猫の状況に合わせて判断してほしい。


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